コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」第11回 ~上げ下げの難~

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コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」
第11回「上げ下げの難」

 

わたくしモノスグランデ。縁あってワンタンマガジンでコラムを書かせていただいてますが、実はブログがあったりします。

「モノスグランデの口角が2度上がるブログ」

しかしブログといっても日常を書いてるわけでもなく、趣味のカフェ巡りの写真を載せるでもなく、昔から続けている野良猫にGPSをつけて行動範囲をチェックしてボスを炙り出すまでを綴る訳でもありません。

端的に言えば、「コントを切り抜く」という事。できるだけ短い文章でコントの起承転結フリからオチまでを想像させるのが目的です。元々、noteというクリエイター向けのSNSでなんとなくアップしていたのですが(→詳細リンクはこちら)、どうせなら見やすくブログにまとめようと思い、ブログとして始めた訳です。

では、ブログ以前のnoteにアップしていたものを幾つか紹介します。

◆先生の指示でみんなが目を瞑り「じゃあ給食費を盗んだ奴手をあげろ」の数秒後、ロボ岡君の席の方向からウィーーーンという機械音が鳴り響く

◆親戚のおじさんが「それでは、結婚に大切な3つの袋を…まずフクロウ!」と言って放ったフクロウに目を突かれる新婦

◆人質をとった立てこもり犯に対して「田舎の母親が泣いてるぞ!」と犯人が立てこもったビルにプロジェクターマッピングを使って色んな動きをする母親を上映する警察

◆ストリートミュージシャンの知らない曲に合わせてリズムよくジーパンのポケットを叩いていたら、さっき万引きしたタマゴが割れてしまった時の顔

と、こんな感じが様々。もっと短いのになると以下のようなものもあります。

◆シャガールの海老、ゴッホの蟹

◆おやつに魚拓ソーセージを食べる

◆メデューサと目が合い、石で殴られる。

文字数が少なければ少ないほどヒントが少ないので読み手に想像力が必要になります。必要になるというか、読み手の想像力が機能せざるおえない訳です。それは、つくってから完成という流れを作り手と読み手が揃う事で完了できる、奥行きのある作品になるんじゃないかなぁと勝手ながら考えています。そういう意味で、ヒント量のバランス良いなぁと思うのはこれです。

◆「じゃあ負けた奴が奢りな!ジャーンケーン」で巾着袋に手を入れ「ポーン!」で種を蒔いた田中のまわりには、今では大きな森が広がり、小動物達が戯れ、小さな村が出来た。だからもう居酒屋は無い。

いいですね。ニヤニヤしちゃいます。noteのマガジン「モノスグランデのつぶやき2」以降に結構たくさん入ってるので是非見てください。最新作はブログで。

さて、最後にせっかくワンタンマガジンさんのコラムなので「音楽に関する口角が2度上がるブログ(ワンタンマガジン編)」でお別れです。さよなら!(→「モノスグランデの口角が2度上がるブログ」ワンタンマガジンへの書き下ろし作をチェック!)

小山耕太郎

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