コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」第5回 ~五十音の難~

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コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」
第5回「五十音の難」

 

corto(コルト)

僕が以前YouTubeに毎日アップしていた音声コント企画です。音声コント、というのも僕が適当につけた名称なのでイメージができないかもしれませんが至極簡単。映像なし、声だけでコントをナレーションするというもの。これは、ある程度狭いルールの中で毎日コントをつくるという僕が僕に課した宿題でした。コントを絞り出し考え続ける事を強制する、ボケ防止みたいなものです。60過ぎてから始める将棋や、90過ぎて始めるアメフトと同じです。

ルールとは、

① 五十音順(あ→ん)にタイトルをつけること。
② 毎日アップすること。

cortoこの2つ。録音中は白目を剥く、を入れると3つ。

さしあたって音声コントのオープニングを作らないとなあと考えました。しかしながら作曲なんてしたことがないし、楽器もできない、楽譜も読めない、九九は4の段までしか知りません。

そこでiPhoneで簡単に作ろうと思いアプリを探しました。途中、無音カメラのアプリを見つけ、これでどんなものを撮ってやろうか薄ら笑いを浮かべながらも最終的に見つけたのは、25マスくらい四角が並んでて押したマスによって音が鳴るというもの。とりあえずランダムに押してみる。

おお、なんとなくそれっぽくなるじゃないか! みんな! 聞いてくれ! みんな! み、、、しまった。友達なんて最初からいなかったんだ、、、

そんなやり方で3回目くらいにはオープニングが完成しました。そして初日の「あ」を録音。「あ」は「赤鬼さんから」という音声コントでした。シロヤギさんからお手紙ついた~のオマージュ作品です。これは、とりあえず「あ」から始まる言葉をひたすら頭の中に浮かべて、コントになりそうな物を選定していくという作業です。このタイトルが良くできていると話も作りやすくなるのです。

「い」「異宗教大運動会」
「う」「生まれました」
「え」「Aチームの場合」
「お」「お菓子の家と先客」

と、こんな感じで続いていきます。一番の目標はもちろん面白くすること。そして同時に全方位的にコントを作って行くこと。明日はこっち、明後日はあっちと、笑いという本来同じ方向を向く創作物を連続して作る中で、できる限り発想を乖離させるのです。これを続け経験することが、次なる発想を生むのです。

では、ぼくの好みでコルトをいくつか置いておきます。きっと、これ以外でもひとそれぞれ好きなコルトが一つあるんじゃないかと思いますので、ぜひ聴いてみてくださいな。→コルト一覧

 


“え” Aチームの場合


“か” 勘


“せ” cell


“ね”ネガティバー


“は”春と首つり


“め”名探偵として


“ん”んの遺書

あ、ラストの「ん」だけは映像も絡みます。

小山耕太郎

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