神田莉緒香 【青々春々】

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[MUSIC VIDEO] 神田莉緒香「青々春々」/ Rioka Kanda [Ao Ao Haru Haru]

読者さんやアーティストさんからおすすめしていただいたMVを毎日紹介する「紹介されたMV紹介チャレンジ」。DAY32は、ありもりさんからおすすめしていただいた神田莉緒香さんの最新MVです。

【青々春々】は最新作『春にして君にうたう』のリード曲。昨年、長年の夢であったZepp DiverCity TOKYOでのワンマンライヴを開催し、ひとつの節目を迎えた神田さん。そんな彼女のが新しい一歩を踏み出したことを証明する、春の到来を祝う色とりどりの楽曲が揃う作品になりました。サウンドプロデュースは中村タイチさんが手掛けており、聴く人のすぐそばにいるような懐かしくも新しいサウンドメイクにチャレンジしたとのことで、神田さんのヴォーカルによりフォーカスが当たっている印象。曲によって違う表情を見る彼女のヴォーカルは、上品な色気がとても可憐であり艶やかです。

アルバムのなかでも晴れやかで明るいイメージの【青々春々】。MVは神田さんの故郷である千葉県浦安市で撮影されています。MVも楽曲もノスタルジーとしての青春というよりは、「これまでの人生があって今の自分があるし、だからこそ未来へと橋を架けられる。それこそが青春ではないだろうか」という意味合いが強い気がします。

中学時代の通学路を歩いてみたり、ラジオ体操をしていたという公園に行ってみたり、学校の校門の前や中央武道館、郷土博物館に行ってみたりなど、神田さんと一緒に疑似的な浦安探訪ができるのはもちろんのこと、「昔の神田さんがこの場所によく足を運んでいたとき、どんな風景だったんだろう? 当時の神田さんにはどんな風景に見えていたんだろう? 当時の彼女はどんな少女だったのかな」など、いろいろと想像をはたらかせてみました。自分も久し振りに故郷に帰りたいな、と思った人も多いかもしれませんね。

なかでも印象的だったのは間奏のピアノとギターのユニゾンソロに合わせてくるくると回りながらスキップする神田さんの姿でした。あのシーンは過去と現在が合わさって、未来へと橋を架ける象徴のシーンなんじゃないかなと思って。これまでの自分を作ってきた大切なものを全部持って、新しい世界へと飛び出していくようなムードが、とてもポジティヴで軽やかで、羽ばたく瞬間を見ているようでした。

新型コロナウイルスの影響で春を迎えられなかった、なんてことも言われておりますが、その人が未来に橋を架けようと思った瞬間こそ春なんじゃないかなと思ったりもします。いつでも青々春々していたいものですね。ありもりさん、おすすめありがとうございました!(沖 さやこ)

 

◆Include Album on Spotify

Artist Page – 神田莉緒香

◆Artist Information
http://kandarioka.com/

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