コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」第8回 ~ユーモアが鳴るの難~

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コントユニット・モノスグランデ小山耕太郎の「コラマず」
第8回「ユーモアが鳴るの難」

 

今回のお題はユーモアと音楽。最初に言うべき事は、音楽とユーモアは相互関係で無く抽象度が違うというところです。

これは、音楽の中にユーモアは在るが、ユーモアの中に音楽は無いという意味です。カレーの中にジャガイモは在るが、ジャガイモの中にカレーは無いのです。お寺の中で僧侶が走っているが、僧侶の中でお寺は走っていないと思います。

例えばリズムネタは、一見ユーモアの中に音楽が在るように見えますが逆なのです。すごく簡単に言うと、リズムが無ければ笑いとして成立しない台本ですから、音楽というベースにユーモアを入れ込んだ表現となります。

音楽にユーモアを入れ込む=「ネタ」とは限りません。アーティストだってガンガン入れているものです。僕が好きなアーティストのレキシさんは歴史的な事象を歌詞にした楽曲を作っており、まさに音楽の中にユーモアが在ります。【年貢foryou】【きらきら武士】【隠れキリシタンゴ】等、タイトルからもわかりますね。


レキシ – 年貢 for you feat. 旗本ひろし、足軽先生

他にもユーモアで隠す。という演出もあるでしょう。あえて可笑しい表現を入れることで一回メッセージから離し、助走をつけてメッセージ性を高めて大ジャンプ。靭帯を損傷です。

ユーモアと音楽、これからもきっと寄り添って進むものになるのだろう。そして、今後の音楽史に刻まれそうなフレーズをあげていこう。

「あの蝶ネクタイ曇り空割って…」

「病気のネズミくらいのか細い声で君は…」

「あの日流した涙は きっと希望の光となって ヘルメット割って…」

このあたりの権利を取得しておけば、今後の音楽史の中でユーモアと寄り添った誰かがこの歌詞を使いたくさんの財を成すでしょう。財を成した後に僕がでてきて権利を主張します。これが後の財団法人KOYAMAです。

何はともあれ、僕はユーモアと生きたい。笑いの凡庸性は、音楽以外にもきっと素晴らしい変化をもたらすと信じています。

信じるものは SUKU WA RERU

バンドっぽくなった。

小山耕太郎

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