長靴をはいた猫【天満月】
長靴をはいた猫 “天満月” (Official Music Video)
読者さんやアーティストさんからおすすめしていただいたMVを毎日紹介する「紹介されたMV紹介チャレンジ」DAY 11は、イノウエケンイチさんの自薦で、長靴をはいた猫の今月公開されたばかりの最新MVです。
長靴をはいた猫はこれまでメンバーさんや、バンドのアー写などを撮っているカメラマンさんがディレクションや脚本などの映像周りを担当していることがほとんどなのですが、このMVはアフガンRAYさんが担当。というわけで、生活や夜の街をベースにしたMVから一転、薄暗い幻想的なムードの……これは洞窟? 崖? で撮影されています。
キーボード、ストリングスにVOCALOIDクリエイターのカンザキイオリさん、ギターにUtopia Leagueやヨルシカのサポートでお馴染みの下鶴光康さんが参加した、月夜を彷彿とさせる和メロが印象に残るロックバラード。アルバム『慟哭する夜の底で』のラストを飾る曲でもあります。天満月(あまみつつき)とは「空いっぱいに光輝く月」という意味。MV内では満月が映し出されることはなく、メンバーを照らす光が月明かりだという示し方が小粋です。
【お知らせ】
『慟哭する夜の底で』より
”天満月”
のMusic Videoを公開しました。https://t.co/QX89In2kcS
監督,脚本,撮影,編集
: アフガンRAY (@Ray_cameraworks)Guitar
: 下鶴光康 (@simomits)Keyboard,Strings
: カンザキイオリ (@kurogaki0311)Rec,Mix,Mastering
: 大滝駿 (@SPBSS) pic.twitter.com/W5gbQuvh63— 長靴をはいた猫 (バンド) (@PussinBoots_jp) 2020年4月1日
月明かりが浮かび上がらせる演奏に徹するシルエットや、時折見える表情が効果的です。特にギターヴォーカルの鶴さんが光に向かって歌うシーンは、この曲のシンボルとも言えるでしょう。まさに “慟哭する夜の底で” を体現しています。暗闇のなかでなければ埋もれてしまうような微かな光かもしれないけれど、そういう世界でないと見えない景色があるということを教えてくれているような気もしました。
長靴をはいた猫の新しい世界を味わえるMVも、これまでの夜の街を切り取ったような世界観のMVも、どちらもお楽しみになられるとより長靴をはいた猫というバンドの生態に触れられること間違いなし。ぜひメンバーさんが監修した過去の映像作品にも触れてみてください。イノウエさん、おすすめありがとうございました!(沖 さやこ)
◆Include Album on Spotify
More subscription service▶▶ http://hyperurl.co/pibt0003
◆Artist Information
https://www.pibts.com/
https://twitter.com/PussinBoots_jp