歓喜が生み出す「ポップな歌と破滅的な演奏」　ガストバーナーが切り開く独自の運命

◆どこにでも行きたいし、行けると思っている。いろんな界隈のバンドやアーティストと対バンしていきたい

――奇跡みたいなことが日々に溢れていますよね。「開運ツアー」というツアータイトルをつけたくなるのもわかります。

はやお　「ハロウィンパーティー」のリリースツアーとして東名阪ツアーを企画したので、それにまつわるツアータイトルになりそうだったんです。でもはるきちさんが納得いかないのか、僕のところに相談の電話が掛かってきまして（笑）。

――ははは。確かにハロウィン終わって1ヶ月後から始まるツアーですしね。

はやお　僕はガストバーナーとして活動していくなかで「救い」がすごくあるなと常々感じているんです。だからそれに関するワードを使えたらいいですね、という話をして。そこからいろいろと広がっていって「開運ツアー」に落ち着いたんです。

はるきち　ガストバーナーのメンバーは全員ラッキーだから丁度いいなって。でもそれ以外に意味も込められているんですよ。それはのちのちのお楽しみということで。

――わかりました。自分のことをラッキーだと思えるマインド、いいですね。

はるきち　周りからどう見えているかわからないけど、僕は自分のことすごく運がいいと思ってるんですよ。このメンバーも人間性の相性というよりは音楽性の観点で「バンドとして合わせた時に面白いんじゃないか」という発想で声を掛けたけど、人間性の相性もすごく良くて。やっぱり人間性はその人の好きな音楽だったり、表現する音楽性に出てくるんだろうなと感じてますね。

――先ほど「いい塩梅のバンドになりたい」ともおっしゃっていましたが、「○○系」という枠に収まらないところも小気味良いなと。前回のインタビューの「いろんなバンドと対バンできるバンドになれると思う」という発言のとおり、堅実にその道を進んでいるようにお見受けします。

はるきち　サーキットイベントに出た時に、ラウドやメロコア系のバンドのお客さんがCDをよく買ってくれたんですよ。「いつかSiMと対バンしてください」とか「BACK LIFTと対バンしてほしいです」と言われて。予想外でびっくりしたんですけど、そっち方面にもアプローチできるんだなと教えてもらいました。どこにでも行きたいし、行けると思ってます。いろんな界隈のバンドやアーティストと対バンしていきたいですね。

マイケル　ガストバーナーはちゃんと弾ける人たちが揃っているので、ライブではあんまりちゃんと演奏しようとしなくてもいいから、はっちゃけてもらえたらと思います。楽しいライブをしてくれれば。

――これまでも「ハロウィンパーティー」や「ディストピア」以外にたくさん新曲演奏をしているので、「開運ツアー」ではそちらもたくさん聴けるのでしょうか？

はるきち　そうですね。過去に演奏している新曲以外にも、ツアーで新しい曲を書き下ろして初披露できたらいいなと思って曲作りもしているし。

加納　本番までに開運力を上げていこうと思っているので、今年ついてなかった人も厄年で苦しんだ人もこのツアーで不運を祓ってほしいですね（笑）。ここで綺麗にして2021年を締めくくれれば（笑）。

りっちゃん　結成から今までずっと「ガストバーナーを組めて幸せ」と言っているので、我々は幸せのスペシャリストなんですよ。幸せを突き詰めまくってるので、本当に開運できるツアーだと思います。ゲン担ぎに来てほしいですね。

はやお　コロナ禍から始まったバンドでありながらも、毎日めちゃくちゃ楽しくて。そのツアーにこの「開運ツアー」があると思っています。コロナでつらいなという気持ちを抱えている人は、僕らのすっごい楽しんでる姿を観てうらやましく思ってほしいですね（笑）。

――ははは。闇を抱えているお客さんがガストバーナーのライブを観て「わたしだってもっと人生楽しんでやる！」と奮起してくれたら、最高のライブになりますね。

はやお　そうです。これはもう世直しです！（笑）

はるきち　「わたしついてないな」と思ってる人多いと思うんですけど、それを「わたしは運がいい」と信じ始めたら、運というものは良くなっていくものなんですよね。思っていることは行動に表れてくるし、それが習慣化されることで運命を切り開いていく……というところがあると思うんです。「わたしは運がいいんだ」と思っていただくためにも開運ツアーに来ていただければと。僕の運の良さを分けてあげたいです。

――ガストバーナーはスピリチュアリストと革命家とカリスマが在籍するバンドだなと噛みしめています（笑）。でも実際、暗示や言霊といったものはありますよね。

りっちゃん　絶対あります！　わたしがスピリチュアルな話をしまくってメンバーを洗脳してます（笑）。

はるきち　スピリチュアルなことはあんまり信じないようにしてたんですけど、そういうのってありますよね。このバンドを組んでからそういうことを実感することが多いんです。本当に小さな思いの変化や心がけが積み重なって、バタフライエフェクトのようなものが起こるんだろうなって。

マイケル　だから2ちゃんねるで陰口ばっか叩いてる人たちはみんな「開運ツアー」に来て幸せになってほしいですよね。

一同　あははははは！

マイケル　幸せになるためにも誹謗中傷してる場合じゃねえぞと。

はるきち　間違いないね。来てくれた人にとってバタフライエフェクトになるような「開運ツアー」にできたらと思っております！（了）

 

 

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interview：十年選手の初期衝動――ガストバーナーがオルタナ×歌謡メロで体現する幸福論とは（前編／後編）2020.9.24 up

◆Release Information
ガストバーナー
1st Digital Single『ハロウィンパーティー』
2021.10.26 on sale
ドリルおじさんレコーズ
[Track List]
01.ハロウィンパーティー
Streaming : https://linkco.re/rtS77d53

◆Tour Information
「ガストバーナーpresents.『開運ツアー』」
All Lives open 17:00 / start 17:30
Ticket adv ￥3000（＋1D）/ door ￥3500（+1D）

2021.11.27（Sat）大阪・南堀江knave
w/ ドラマチックアラスカ
https://eplus.jp/sf/detail/3494490001-P0030001
2021.12.4（Sat）東京・池袋Adm
w/ 嘘とカメレオン
https://eplus.jp/sf/detail/3498920001-P0030001
2021.12.18（Sat）名古屋・新栄CLUB ROCK’N’ROLL
one-man
https://eplus.jp/sf/detail/3494290001-P0030001

◆Spotify

Artist Page｜ガストバーナー

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YouTube channnel –ガストバーナー