Ariana Grande 【Side To Side ft. Nicki Minaj】

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Ariana Grande – Side To Side ft. Nicki Minaj

大ヒット中の最新アルバム『Dangerous Woman』からのリカットシングル。客演参加しているNicki MinajとArianaちゃんは、Jessie Jの大ヒット曲【Bang Bang】で共に客演参加以降、ライブでも共演し、ArianaちゃんはNickiのアルバム『The Pinkprint』に収録されている【Get On Your Knees】に客演参加するなど、交流を重ねています。ゆえに【Side To Side】は楽曲からも映像からも、このふたりだからこそのリラックス感が伝わってきます。レゲエ調のトラックもArianaちゃんが歌うとポップスの側面が生まれ、Nickiのラップは気張っていないレゲエ的な歌いまわしでサウンドを生かしたアプローチ。ふたりのカラーによって“気だるげなのに軽快”という絶妙な塩梅が生まれています。先日行われたMTV Video Music Awardsでも披露されました(そのときの模様はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=A42N4IygFcg)。

ネオンピンクのレオタードを身にまとっても、ボッキュンボン!な貫禄ボディーを強く印象付けるNickiの隣に座っても、ムキムキメンズを侍らせても存在が埋もれないし、場違い感がないぐらいArianaちゃんもブイブイ言わせる存在感を放つようになってきたんだなぁ、と思いつつ、全くトレーニング効果の無さそうなバイクの漕ぎ方や、メンズたちをたしなめる的なシチュエーションに、Olivia Newton-Johnの【Physical】のMVを思い出したのでありました(見返してみたら、Oliviaのほうがずっとアイドルしてました……)。

それまでのArianaちゃんは初期のBritney Spears的なアイドルっ気の強さ、本人のキュートさを押し出す印象でしたが、『Dangerous Woman』では一転して女性の放つ気だるい色香を押し出してきて、「そ、そんな慌てて大人にならなくてもええんやで……??」と、僕は困惑してたりしたのですが、【Dangerous Woman】【Let Me Love You】【Into You】と、セクシーMVを出してきたArianaちゃんに慣れたのか、それともArianaちゃんがその路線が板がついてきたのか、どっちもなのか……。ともあれ、現在のセクシー路線に違和感がなくなってきたなぁ、と思う今日この頃です。(沖 丈介)

◆Disc Information

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