人情の街・亀有に音楽を――朝倉 駿×大泉スバル「葛飾スクランブル2017」開催記念対談
◆10月5日は平日だけど、「絶対この日にしよう!」と言って決めた
朝倉 かめありリリオホールでライヴをする実感がまだないんですけど(笑)。1回目なので天候に左右されない、絶対に開催できる場所でライヴをしたかったんです。「葛飾大音楽祭」は毎年雨で「もうこれは無理だ!」というくらい降ったこともあったので……。それで去年の9~10月くらいにリリオホールに行き着いて。
――開催が平日というのに驚きました。
朝倉 ちゃんとした公共の施設なので、1年前の時点でも土曜祭日は全部埋まっていて(笑)。今年の秋の空き日のなかで開催できそうなのが2017年10月5日だけだったんです。でもこの日付には運命めいたものを感じるんですよ。
――運命というと?
朝倉 「葛飾大音楽祭」のときに面倒を見てくださっていた大人の方がいらっしゃって、行政に口を聞いたりしてくださっていたんです。でも2014年の「葛飾大音楽祭」が終わったくらいのときに交通事故でお亡くなりになってしまって。だから2015年の開催のときに「ああ、あの人の力は大きかったんだな」と痛感したんです。それで「葛飾スクランブル」の開催は10月5日かなー……と思っていたところ、10月5日はその方の命日だったという話を聞いて。
朝倉 それで「絶対この日にしよう! この日でないと嫌だ」と言って決めたんですよね。
大泉 きっと10月5日はその人もお盆ばりに降りてきてくれるんじゃないかなあ。
――様々なドラマが重なって2017年に「葛飾スクランブル」が始動するということですね。当日への期待も高まります。
朝倉 どんなふうになるのか想像つかなさすぎて怖いですけど(笑)。
大泉 どうなるんだろうね。全然想像つかないね。あれだけ広いステージに俺ひとりで立つのか(笑)。でも、葛飾スクランブルで音楽活動に復帰できることをとても誇りに思っています。亀有よいとこ一度はおいで、って感じなので、来てくれた人には街も楽しんでほしいですね。
朝倉 平日の早い時間からの開催ではあるんですけど、イヴェント前後に街を散策して、亀有という場所を知ってほしいなと思いますね。僕は「音楽を通して出会った人たちと何かをしたい」という気持ちが強いので、音楽を通して亀有を知ってもらえたらこんなに素敵なことはない。ぜひ遊びに来てほしいですね。
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「葛飾スクランブル2017」出演アーティストからコメントが到着!