Puskás 【ASAYAKE】
Puskás (プスカシュ) / ASAYAKE 【OFFICIAL VIDEO】
読者さんやアーティストさんからおすすめしていただいたMVを毎日紹介する「紹介されたMV紹介チャレンジ」。DAY31は、millaさんからおすすめしていただいたPuskásの2018年に公開されたMVです。
Puskásは長野県上田市出身の神崎克広さんによるソロプロジェクト。2017年にクリエイター集団・agehaspringsのトラックメイカーも参画し、始動しました。ループマシンを駆使したギター、グルーヴィーなカッティングとビート、ハイトーンヴォイスでもって、R&B、アシッドジャズ等のブラックミュージック、ロック、カントリーなど幅広いジャンルを取り入れた、洗練されたサウンドアプローチを繰り広げます。
2018年にはagehaspringsのKOHJIROさんが編曲、森真樹さんがRecとMix等で参加した初の全国流通盤『Y.M.F.M』をリリース。「Future 90’s」というキーワードを掲げ、平成生まれの神崎さんが、リアルタイムでは経験してこなかった90年代の音楽カルチャーにインスパイアを受け制作されたコンセプトアルバムだそうです。【ASAYAKE】は同作のリード曲で、MVはgive me walletsのSa-ya(VJ/Syn)さんが制作しています。
写真をこんな風に加工するのが最近楽しい
これは ASAYAKEのMV撮影ロケ地皆さんはもうMV観てくれましたか?
Puskás- ASAYAKEhttps://t.co/B5MWex7q9K#Puskás #プスカシュ #MV #シンガーソングライター #SSW #夜景 #海 #ミュージックビデオ https://t.co/PWF1Og4om7 pic.twitter.com/zLjcfA2Oa6
— Puskás (a.k.a 神崎克広) (@kanzakikatsuhir) 2018年9月6日
ジャケットの色味や「Future 90’s」というテーマをしっかり踏襲させた映像。映像に動く線画が重なるという時点でも現実と非現実が融合しているのに、そこに90年代感が重なるため世界観縦軸にも横軸にも広がっている。いい意味でこちらを混乱させてくれます。ビート感に乗せて躍動していく90年代タッチの線画は、演者の心のなかを克明に示しているようで、より音楽をブライトにさせる。自分がどこにいるのかわからなくなる、迷い込むような感覚が不可思議でもあり心地よくもあり、感性に訴えかけてくるものがありました。
【ASAYAKE】は東京出身ではない人の描く東京であり、90年代をリアルタイムで知らない平成生まれの人が作る「Future 90’s」サウンド、というリアリティとは少し距離がある世界観が、人が想いを寄せられる曲の奥行きを作っているんだろうなと思います。《asayakeのmagic》と歌うハイトーンは東京の夜を切り拓く朝日のような強さと儚さがあるし、MVの上下で淡々と流れるロゴは、深夜のTVのカラーバーが終わり、最初の番組を待っているときの映像の雰囲気と似てるなとも思う。ノスタルジックとも違う時間の旅をするような感覚がありました。millaさん、おすすめありがとうございました!(沖 さやこ)
◆Include Album
1st mini album『Y.M.F.M』
2018.7.11 Release
[Track List]
M1 感極マル夜
M2 ASAYAKE
M3 Unique
M4 Be alright
M5 Sunday Suger Baby
M6 鼓動
購入:TOWER RECORDS/HMV
◆Artist Information
https://kanzakiinfo.wixsite.com/puskas
https://twitter.com/kanzakikatsuhir