4DJと2アーティストが出演、楽しさを追求した「MIDNIGHT TOYBOX!!」対談
これはお子様にも来てほしかった!
――先程から話題に出ているライヴアクトのEPPAIさんとREI MASTROGIOVANNIさんも、独自のステージ展開をする方々ですしね。
大島:以前から「自分がイヴェントをするなら絶対ライヴアクトを入れたい」と思っていて。実際わたしが初めて行った深夜のDJイヴェントがLUSHで、それに2~3バンド出演してたんです。なのでDJイヴェントにはライヴもあるという印象があったし、深夜ならではのノリや自由度の高さもあるので、昼とは違った楽しみ方ができると思います。
工藤:REIさんとは付き合い長いんですけど。REIさんはとにかく明るいというか(笑)。周りも明るくする空気を持ってる人です。EPPAIさんは初めてですね。
大島:スカのイヴェントと言っても「MIDNIGHT TOYBOX!!」は形にとらわれていなくて、「なるべくみんなが参加できる」「見ていて楽しい内容にしたい」というのが大前提にあって。大道芸は街のなかでやっていることが大半で、通りすがりの人を笑わせたり、楽しませて、自然と人が集まっていく……それはものすごいサービス精神と熱量がないとできないと思うんです。おまけにEPPAIさんはひとりで全身使って10種類の楽器を演奏ししたり、お客さんに楽器を手渡してセッションしたり、民謡も扱うので子供でも大人でも楽しめるんで――「わたしがやりたいこと」というよりは「わたしがみんなでやりたいこと」のひとつだなと思って。
TATZ:スカはわかりやすい音楽なんだと思うんですよね。金管楽器がいることでそれがはっきりしているし、明るくて楽しい方向に向いているから。子供まで楽しめる感じの音楽ではあると思います。
工藤:スカのリズムは裏打ちでスチャスチャスチャスチャ……と浮く感じがあるので、そスカ好きな人は特に明るくてポジティヴ、陽気なイメージがすごくあって。スカのシーンで生まれる特有の多幸感やピースフルさ、高揚感がありますね。
大島:わたしはひたすら夏から「楽しいものにしよう!」「なにより自分たちが楽しみたいよね!」という話はしていて。EPPAIさんもREIさんも出てくださるとなると本当に子供も楽しめる感じで……これはお子様にも来てほしかった! と今になって思うんですけど、オールナイトという(笑)。
――(笑)。先程少し話題に出ましたがオールナイトの魅力とは?
大島:お酒を飲みながら楽しめる。やっぱり普通に昼間に働いて仕事終わって来るかたとか、1週間いろいろあったりとかするじゃないですか。明日休みで朝まで飲みたいという人もいて。そういうこともオールナイトのイヴェントのときだけは忘れられる、疲れを癒せる場所というか。オールだと夕方のDJイヴェントよりも(場内にいるもの同士が)話すことが多いんですよね。だから乾杯してればそのうち仲良くなれるというか。趣味や職種も違う人と話せたりもするし、わたしはひとりで来ても楽しめると思います。
工藤:デイタイムとは違った開放感とかはありますよね。普段起きてない時間に好きな音楽を爆音で楽しむから、より非日常感が強いというか。だからこそはっちゃけられる(笑)、それが面白いんじゃないかなと。
TATZ:夕方はライヴで、夜中はDJという住み分けはずっとあるなかで、デイタイムにDJをやる人も増えてきて。境目がなくなってきたのは個人的には面白いなと思っています。僕の生活スタイルが夕方ライヴハウスでライヴを見て、夜はDJやったりクラブやバーに遊びに行くという毎日なので、オールナイトは僕にとって割と日常なんですよね(笑)。デイタイムもオールナイトも大差ないくらい面白いと思うし。でもオールナイトというものに楽しみを見出してくれるなら、それは嬉しいですよね。