ONE TONGUE MAGAZINE 2018
新春振り返り企画~
ONE TONGUE MAGAZINE 2018
新年あけましておめでとうございます! 本年もワンタンマガジンをどうぞよろしくお願いいたします。毎年恒例になってきている、ワンタンマガジンの1年間を振り返る特集記事。この機会にぜひ過去記事もお読みいただけるとうれしいです!
2018年はまず年始にザ・スロットル/THE THROTTLEのインタビューを前後編でアップ! ばっちりキマったお写真も含め、パンチのある記事になりました。2月には名古屋の5人組・カヨにインタヴュー。まだ全国流通盤をリリースする前だったので、どんなバンドなのか探っていくインタヴューになっています。そして3月からはわたくし沖さやこの身の上話エッセイ「就職できなかったフリーランスライターの日常」の連載を開始しました。最初は恥ずかしいなあと思っていたのですが、意外と評判が良くてほっとしています。今後も月に1回くらいのペースで書いていきたい所存です。
3月末には初めてMade in Me.への対面インタヴューが実現しました。シングルの話になるはずがバンドシーンに物申す内容に。Made in Me.はメンバーがひとり増えて4ピースバンドとして活躍中です。バンドもこのインタヴューからだいぶ前へと進んでいるようなのでぜひチェックしてみてください。そして8月には白神真志朗さんのインタヴューを掲載。彼のプライベートスタジオにお邪魔して撮影した写真も特別感あります。『雨が降るから、今日は』のお話を踏まえた自己紹介的な内容にもなっているので、白神真志朗とはどんな人物なのか?というのを知るのにも持ってこいの記事になりました。
10月は2本インタヴューを掲載しました。まずはex.浮遊スル猫のさはらさんと、様々なバンドで活躍する吉村ロデムさんによるバンド・Siraskaのインタヴュー。自分たちのバンド活動を公私混同というおふたり。その真意や『HER SEA』についてはもちろん、配信やサブスクリプションに対する考え方も真摯に語ってくださっています。そしてシンガーソングライター・佐藤静奈さんをホストに、LUNKHEADの小高芳太朗さん、un-notの聖絵さんを招き歌詞にまつわるトークを展開する鼎談企画もボリュームたっぷりの内容になりました。それぞれ故郷が違うお三方による故郷への考え方や、東京という街、それぞれの最新作についてなど、興味深いお話がたくさん!
そして、ワンタンマガジンの4周年企画として、滋賀のスーパーロックバンド・WOMCADOLEのヒストリーを辿るインタヴューを実施しました。偶然にもWOMCADOLEの最新シングル『ライター』の発売日が11月28日、ワンタンマガジンの開設記念日が11月29日ということで、この2日間で前後編を展開。前編では甘酸っぱい青春の思い出、後編ではバンドとして歩み出したうえでの苦悩などを正直に語ってくださっています。バンドのエピソードが素晴らしいのは『ボヘミアン・ラプソディ』だけじゃないことがわかる内容ではないでしょうか。
また、わたしの熱烈な希望で、メンバーさんの笑顔の写真を掲載できたことも非常にうれしい。というのも、わたしが初めて直接WOMCADOLEのメンバーとお会いしたのは樋口さんが参加なさった対談で、その時に「ああ、こんなによく笑う人なんだ」という、MVやライブでは見られない姿が印象的だったのです。メンバー全員も表情豊かで気のいい男の子たちなので、そんな空気感が写真からも伝わってくれたらいいなあ……と思ったのでした。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございます! ちなみに開設4周年記念日の2018年11月29日はワンタンマガジンのデイリーページビュー数の過去最高を記録しました。口癖のように最高新記録と言い続けているWOMCADOLEがワンタンマガジンでも最高新記録を作ってくれました。言霊ってありますね。
また、2018年はkiseki朝倉さんのコラムの連載が終了し、新連載が2本スタート!! まず1本目は空きっ腹に酒のフロントマン・田中幸輝さんによる「酒でも飲まなきゃやってられん」。前半で愚痴を書き殴って、それを流し込む本日のお酒はコチラですなんて紹介するテキストコラムなのですが、さすがラップをやる方は文才がありますよね。うまい言い回しも多々あり、読み応えたっぷりです。そしてもうひとつはシンガーソングライター・佐藤静奈さんによる「妄想デザイン室」。ゲストの方からテーマ、キーワード、モチーフなどの「お題」をもらい、佐藤さんが架空のCDジャケットを制作するという超クリエイティヴな連載です。いったいどんな名ジャケが完成するのでしょうか……。奇数月掲載、お見逃しなく!
今年はMV Watcherもいろいろと掲載しまして、MV紹介しながらCDの紹介をしたり、バンドの紹介をしたり、いろいろ派生させた内容が多かったなと思います。もう少しフットワーク軽く更新できるようにしたいコーナーでもあります。ディスクレヴューは空きっ腹に酒 『酔.ep』と田中HAIDY 『Mrs.lonely Mr.mercy』の2作。こちらも磨いていけたらいいな……!
2018年は寄付制度導入から1年が経った年でもありました。様々な方々にご協力いただいた結果でも大赤字なのですが、健全なジャーナリズムを実現させるため、アーティストとワンタンマガジンが雇い主と客の関係にならないためにもわたしがギャラをもらうスタイルを導入する予定はありません。ワンタンマガジンに価値を感じてくださった方はぜひご協力いただけますと幸いです!(強制ではありません)
最後に2018年のアクセスランキングトップ5をお届けします。過去記事がこれだけアクセス多いのも時代に左右されない記事づくりができているということなのかな?とポジティヴに考えております。2019年もマイペースではありますが、いい記事を掲載できるよう尽力いたします。さっそく1月に新しいインタビューが掲載予定! 今年もどうぞよろしくお願いいたします!(沖 さやこ)
2018年 年間アクセスランキング TOP5
◆第1位(2014.12.5 up)
バンド好きの若者に人気のラババン、その流行の背景とは?
◆第2位(2018.11.29 up)
絶えず変化し続けるロックバンドWOMCADOLE
その原動力の源とは(後編)
◆第3位(2018.11.28 up)
絶えず変化し続けるロックバンドWOMCADOLE
その原動力の源とは(前編)
◆第4位(2015.2.19 up)
傷をえぐるドキュメンタリー×センチメンタルポップス
現役大学生「リリィ、さよなら。」デビュー
◆第5位(2014.12.14 up)
ネットでディグり、無料で落とす公式音源
進化し続ける「ミックステープ」入門編
◆次点(2018.10.2 up)
Siraskaが考える「いい音楽」とは? 新作で提示する音楽家のあるべき姿