ONE TONGUE MAGAZINE 2019

LINEで送る
Pocket

main-img02
新春振り返り企画~
ONE TONGUE MAGAZINE 2019

新年あけましておめでとうございます。本年もワンタンマガジンをどうぞよろしくお願いいたします。毎年恒例になってきている、ワンタンマガジンの1年間を振り返る特集記事。この機会にぜひ過去記事もお読みいただけるとうれしいです!

skpprnsk1901_1

空きっ腹に酒(photo by 溝口 裕也)

2019年はまず1月に空きっ腹に酒の全員インタビュー。自主レーベルでの活動と、『泥』ep.やライヴへの想いを語ってくださっています。3月には同ツアーのファイナルのレポートも掲載いたしました。ボーカルの田中幸輝さんはワンタンマガジンで月1でコラム「酒でも飲まなきゃやってられん」を連載してくださっていて、小気味良い文体とユーモアと一抹の切なさがかなり好評です。お正月に一気読みして、お酒を嗜むのも一興ではないでしょうか。ゆきてるさん、今年もコラムどうぞよろしくお願いいたします!

chiina_1902_1

秦千香子、チーナ椎名杏子(photo by paraforgive)

2月にはチーナの椎名杏子さんと秦千香子さんの対談記事を公開しました。椎名さんが産休に入る直前の、妊娠期間のインタビューということで、テーマも「妊娠中の音楽活動や意識の変化」というピンポイントのものになりました。出産ぎりぎりまで音楽活動をしていた秦さんのお話や、妊婦さんのメンタルの置きどころ、妊娠と好きなことの両立についてなど、ためになるお話をたくさんしてくださっています。結婚も出産も諦めてライターの道を必死で目指し続けてきたわたしとはまったく違う世界線のお話でしたので、もっと早くこのお話を聞いていれば、わたしも諦めずに済んだのかな、なんて思いました。椎名さんも無事出産なさって、現在チーナも活動再開。今後の活動も注目です。

3月にはWOMCADOLE、バウンダリー、KAKASHI、RiLが参加したUNCROWN RECORDSさんのレーベルイベントのライヴレポートを掲載。レーベルメイトという関係性だからこその、友達と仲間のいいとこどりができたイヴェントだったのかなと思います。動画もついているので、文章と写真と映像でこの日の断片を味わってもらえると幸いです。

oki_column沖さやこのエッセイ「就職できなかったフリーランスライターの日常」は、5月にwowakaさんへの追悼文を掲載しました。本当はお亡くなりになってすぐに書き上げたかったけれど、文章に落とし込むまでに1ヶ月もかかってしまいました。でもいま読み返してみても、ちゃんと自分の気持ちが書けたものになっているので、早さを重要視しなくて良かったと思っています。6月には自分に多大なる影響を及ぼしたART-SCHOOLと木下理樹さんの「旧・狂人日記」について書いています。アップしたあともコンスタントにアクセス数があって、長く読まれ続けているようです。ありがたいことです。今年のエッセイでは自分の人生の濃い部分を書く機会が多かったです。

MV Watcherのコーナーは、MVをフランクに紹介することに加えて、ちょこちょこと音楽や作品について書くスタンスが多かったです。見た瞬間に感動した上坂すみれさんの【ボン♡キュッ♡ボンは彼のモノ♡】。同じ曲名しばりで2バンドが楽曲制作しスプリットシングルとしてリリースしたsaita × ASOBIGOKORO 【Stand by Me】は徹底的にそのクリエイティヴィティを解剖しました。ex.赤色のグリッター・佐藤リョウスケさん率いるヨイズの【ともしび】も楽曲紹介を織り交ぜながら。モーモールルギャバンの【消えて】は最近のモーモーのモードや楽曲の切なさを多角的に伝える映像について綴っています。運命共同体のDETOXとMade in Me.が同時期にアップしたMVに共通点が見えたので、【ドゥームズデイ】と【巡愛】を同時に論じてみました。MV Watcherは敬体(ですます調)の文章なので、フランクに書けるぶん気持ちがラクではあるのですが、レビューとほぼ変わらぬ内容を書いています。

miida_intv_1

miida(photo by 井上ユリ)

そして2019年の終わりにはex.ねごと・沙田瑞紀さんの新プロジェクトmiidaを特集! 10月に初ワンマンのライヴレポート12月にはインタヴュー記事を公開しました。miidaがどんなスタンスで音楽と向き合っているのかわかる内容になっていると思います。音楽にはその人の生き様が出るなあとつねづね思っているので、これからもワンタンマガジンではそういう観点の記事を掲載できるといいのかな、と思っています。そのアーティストを知っている方々はもちろん、そのアーティストについてあまり詳しくない方々にも楽しんでいただける記事にできるように精進いたします。

秋にはシンガーソングライター・佐藤静奈さんのアートワーク連載「妄想デザイン室」が全6回で終了。その締めくくりとなるライヴイヴェント「妄想デザイン室 特別編」のレポートを掲載しました。ワンタンマガジンでは佐藤さんにまつわるコンテンツを連載、ライヴレポート、鼎談、MV Watcherなど多岐にわたり公開いたしました。佐藤さんは2020年は主にaynor(アイノア)という5ピースバンドで活動するそうです。ますますのご活躍をお祈りしております。

これを機にぜひワンタンマガジンの掲載記事をチェックしていただけますと幸いです。それでは最後に、2019年のアクセスランキングを掲載いたします。2019年もできるだけたくさんの、そしてなによりもしっかりと意味のある記事をお届けしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします!(沖 さやこ)

2019年アクセスランキングTOP5
◆第1位(2014.12.2 up)
バンド好きの若者に人気のラババン、その流行の背景とは?
◆第2位(2018.3.26 up)
流行に乗るよりは生み出したい――現在のバンドシーンに違和感を覚えるMade in Me.の“なるべくしてなる”論
◆第3位(2019.1.13 up)
自主レーベル設立から1年 空きっ腹に酒が考える「音楽を続けること」と「経験値」
◆第4位(2018.8.20 up)
マルチクリエイター・白神真志朗が切り取る“満たされていない人々”の生活
◆第5位(2019.2.4 up)
チーナ椎名杏子が秦 千香子と語る、妊娠期がもたらす音楽活動への意識の変化と気付き

LINEで送る
Pocket