ONE TONGUE AWARDS 2015
ONE TONGUE MAGAZINEの2015年
2014年11月29日にオープンしたワンタンマガジンも1周年を迎えました。まず2015年一発目のインタヴューはcinema staff 三島想平さん。彼が代表を務め、地元岐阜で行っている自主企画フェス「OOPARTS」について伺いました。そして2015年はワンタンマガジンの代表を務めるわたくし沖 さやこもOOPARTSに初参加! オフィシャルにてリアルタイムレポートやプレスリリース用のレポートも書かせていただきましたが、ワンタンマガジンでは代表三島さんを中心に密着するレポートをアップいたしました。わたし個人としてはcinema staffチームのみなさんにかなりお世話になった1年でした。
沖が人生で初めて密着取材をしたのがLUNKHEADの新木場STUDIO COASTワンマン「一世一代のみかん祭」。前編と後編にわけた長時間イヴェントで、小高さんプロデュースのフードなども充実。徳間ジャパンへの移籍の発表も記憶に新しいです。LUNKHEADは5月の全国ワンマンツアー初日のレポートも書かせていただき、終演後小高さんはミニインタヴューにも答えてくださっています。
そしてわたしにとって大きな挑戦はPeople In The Box 波多野裕文さんのインタヴュー。SNSを読んでいる限り波多野さんはいつもメディア人に対してなかなか厳しいご意見を持ってらっしゃる印象があったので、わたしみたいなへっぽこがインタヴューするなんて絶対無理だと思い続けてきました。でもピープルの音楽を愛するライターとして記事は書きたい……と思い1月のZepp DiverCityワンマンのレポートをお頼みしたのですが、マネージャーさんからお声を掛けていただきインタヴューを行うことに。実際お会いしてお話をした波多野さんは、とても感性が豊かで知的で聡明で優しく穏やかで、怒りと鋭さも持ち合わせている素敵なかたでした。47都道府県ワンマンツアーのファイナルである11月の新木場STUDIO COASTワンマンのレポートは、自分の感性と知性をフルに使って書きました。でもわたしの言葉は全然、ピープルの芸術に届かないなあ。まだまだ修行が必要です。
ワンタンマガジンでの検索ランキングは1位がラババン関係なんですけど(2014年にアップしたラババンの記事の影響、いまもランキング上位なのでいい加減殿堂入りさせたい)、2位はリリィ、さよなら。です。首都圏ラジオ7局スーパープッシュ第3弾に大抜擢の影響ですね。全国デビューのタイミングと2ndミニアルバムリリースのタイミングで2回インタヴューさせていただきました。レポートも3月と11月のワンマンの2本を!
リリィくんと同じ事務所のヒグチアイさんのインタヴュー、ミニアルバムを自主リリースしたAnyの3年間の歩みを訊いたインタヴュー、ライヴ以外についても触れたBrian the Sunの自主企画イヴェントのレポートと、それぞれに読み応えがあるのでは。カタオカセブンさんとは「言葉のセッション」をテーマにわたしのレポートとカタオカさんの手記によるふたつの視点でツアーファイナルワンマンを見つめ直しています。丈介さんによる倖田來未に関するコラム、キャラソンに関するコラムは、ワンタンマガジンのなかでも少々異色でいいアクセントになっていると思います。もっといろんな音楽について触れたい!
インタヴュー記事を書くのはわたしばかりでしたが、ふくさんが福岡から1本インタヴューをしてくださいました! お相手は福岡を代表するアイドルLinQのメンバー。お写真も素敵で、LinQメンバーとふくさんがいい関係を築けてるのだな~と心があたたまります。インタヴューの内容もなかなか踏み込んでいて、アイドルのみなさんのリアルな葛藤が垣間見れるかと。ふくさん、本当に素敵な記事をありがとうございます!
今年は新連載が3つスタートしました。まずはコントユニット・モノスグランデ小山耕太郎さんによるコラム「コラマず」。テンポの良い文章と笑いのセンスで音楽について論じてくれています。現在は不定期連載中。是非チェックなさってください! ワンタンメンバーのひとりである沖 丈介さんによる「おききになって!」は「キャリアがあるアーティストの音楽を聴きたいけど、どこから聴けばいいのかわからない……」という方々の背中を押すのがコンセプト。トップのイラストも彼が書いてくれています。まだ2回しかアップされていませんが、毎回趣向を凝らしてキャッチーな文章でレコメンドしているので、こちらも注目です。ふくさんとわたしが旬な音楽の話題について語るONE TONGUE SUMMITも初回はフェス、2回目はストリーミングサービス、3回目はロックバンドの地上波TV露出について語っています。何かいいテーマがあったら是非教えてくださいね。
ワンタンマガジンの大盤振る舞い的な試みとしてはディスクレヴューとライヴレポートとインタヴュー記事を同時公開するというボリューム満点の企画がありました。THE NOVEMBERSチームさんの熱いご協力に感謝いたします。ディスクレヴューはTHE NOVEMBERSのファンという大学生の女の子に書いていただきました。
久し振りに感傷ベクトルの原稿も書けました。わたしとベクトルの出会いはライヴとライヴにまつわるインタヴューだったので、それも感慨深かった。続けていればまた一緒にお仕事できることあるんだなとうれしかったです。丈介さんがMV Watcherがんばってくれたし、見返してみるとそれなりにディスクレヴューも書けたかなと思います。でもわたしの文章ばっかり……。2016年はもう少しわたし以外の人の価値観がある場所にできたらいいなあ。そして更新頻度を高くしたい所存です。目指せ月イチのインタヴュー! 2016年もどうぞよろしくお願いいたします!(沖 さやこ)
>>ONE TONGUE AWARDS 2015(沖 さやこ 篇)
>>ONE TONGUE AWARDS 2015(福島 大祐 篇)
>>ONE TONGUE AWARDS 2015(沖 丈介 篇)